本日の案件!
本部長、秘書、社員のみなさん
お疲れ様です!
私が誇り高くやっていることは、愛車のデコトラで多くの人を笑顔にしていくことです。
実は私がデコトラに乗る覚悟を決めたのが、高校1年だった時に発生した東日本大震災がきっかけでした。
当時、被災地ではガソリンが不足していたためガソリンスタンドには早朝から長蛇の列が出来ていて、その中に私の父も車で並んでおり、父に朝ごはんを届けるために、私は自転車をデコトラのように改造したド派手なデコチャリで父が並ぶ渋滞の列に向かいました。
停電して街灯ひとつ点いていない異様な光景の中を走りながら、生まれた時からずっと育ってきた地元の町から笑顔が消えてしまった事がショックでたまりませんでした。
しばらく走ると長蛇の列に並んでいる父の車を見つけたので、父と一緒に車の外でおにぎりを食べていたところ、デコチャリの周りにだんだん人が集まって来て「デコチャリ走ってるの初めて見たよー!兄ちゃんデコトラ好きなのかい?」と笑顔で私に声をかけてくれました。
その瞬間、私はデコチャリを見てくれた嬉しさと同時に「どんな時でもデコトラで人々を笑顔にしたい」という強い覚悟と夢を抱き、高校3年の在学中に念願のデコトラを購入しました。
今は全国各地でデコトラ乗りの有志達が開催している、交通遺児や災害で被災した地域への寄付などを目的としたチャリティーイベントに参加して、大人から子供まで多くの人々にデコトラを通じて笑顔を届けています。
私のデコトラは飾りが重すぎるために積載量が250キロまで減らされて、ほとんど荷物を積めないトラックですが、私にとっては荷物以上に価値のある大きな夢と笑顔を運ぶトラックとしてプライドを持って全国各地を走り回っています。
キャンちゃん
男性/31歳/岩手県/機械整備士
2023-09-04 01:39