社員掲示板

出張案件

本部長、秘書、リスナー社員の皆さまお疲れ様です!

私は前職でゼネコンに勤めていました。
文系卒の管理部門所属で、総務や経理の仕事をしていました。
入社3年目の頃、東京本社の同じ部署の若手メンバー数名で東北方面への出張がありました。
出張の名目としては、震災復興現場の見学でした。
東北での震災が起こってから4,5年後のタイミングだったのですが、まだまだ復興関連の工事が沢山継続していました。
私たちは普段現場に出ることは少なかったのですが、このタイミングでゼネコンに勤めている人間として見てきた方が良い、とのことで上司の方がセッティングしてくだいました。

1泊2日の弾丸でしたが、太平洋側で津波の被害を受けたエリアの現場、除染対応をしている南相馬の現場、更には福島第一原発の現場のお話を伺うため、現場から車で30分ぐらい離れたところにある現場事務所兼宿舎で説明を受けました。色々と規制があり、残念ながら現場へは近づけませんでした。

ずっとニュースでしか見ていなかったことを目の当たりにし、言葉を失うとはこのことかと痛感しました。5年経ってもこの状態か、と。
津波の被害を受けた地域で宅地造成をしている現場の方にお話を伺ったのですが、
「かつてここに住んでいた人たちのために、また家を建てられるように土地の整備をしているが、みんな避難先での生活が定着してしまい、ほとんどの人が帰ってこない」
という話を聞きました。
ハード面の復興は進んでも、人が帰ってこなければ雇用も生まれず経済も回らず、ソフト面の復興は一筋縄ではいかないな、と痛感しました。

今はゼネコンから別の業界に転職してしまったのですが、違う形で何か復興支援ができないものかと、微力ながら毎年東北の地域にふるさと納税をしています。

最近では処理水のニュースもありましたが、引き続き自分にできる範囲のことを、自分なりに続けていければと思っています。
色んなお考えの方がいらっしゃると思うので書くのを少し躊躇いましたが、思い切って書いてみました。長々と失礼いたしました。

人生フィルダースチョイス

男性/35歳/東京都/会社員
2023-09-21 02:05

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