「アニマル案件〜私のいきものがたり〜」

本部長、秘書、TOKYOFM株主様、お疲れ様です。
「アニマル案件〜私のいきものがたり〜」

私は生き物を飼った事が無いので、兄のエピソードを。

55年前、私が小学一年生だった年のお盆の時期に、兄が１羽のヒヨコを家に持ち帰ってきました。
友達が盆踊り会場の縁日で買ったらしいのですが、親に捨ててこい！と言われて困っていたから貰い受けたとの事でした。

とても可愛かったのですが、うちの両親も飼う事に反対、ちょうど文鳥を飼っていた鳥カゴが空いていたからその中に入れ、自分の部屋で飼うと兄が譲らなかった為に育てる事となりました。

年が明けた頃、兄の部屋が一層騒がしく＆臭くなってきたので部屋に入ると、成長期で言うと「成鶏（せいけい）」直前のニワトリが窮屈そうに鳥カゴの中で、もがいていました。

流石に小学五年生の兄ではどうしようもない状況になったので、父親が鳥カゴごと外に連れ出してしばらくしたら、空の鳥カゴを持って帰って来ました。
聞くと隣家のＫ朝鮮出身の方が貰ってくれたとの事、

そして、その日の我が家の夕食の食卓には、見た事の無い「骨付きの鶏もも肉」１本が鎮座していました。
隣家のオジサンからのお裾分けと聞きつつ、家族全員で美味しく頂きましたが、兄は状況を理解していませんでした。

兄は未だに天然な66歳のオッサンです。

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