本日の案件
皆様お疲れ様です。
小学生の頃の話です。町会でどじょうつかみ大会があり、家に大量のドジョウを持って帰りました。どうやって育てようか悩んでいたのですが
母がそれを見るとすぐに、家ではどうすることも出来ないからおばあちゃん家に行ってきなというので
近所に住むおばあちゃんにドジョウを見せることにしました。
するとおばあちゃんは
「すごい量だねぇ」と言いながら私にバケツに入れるように促しました。
入れ終わるとばあちゃんはそこにお酒をいれたので
子供だった私はドジョウってお酒飲むんだなぁとまじまじとバケツを覗き込んでいました。
その後ドジョウは大人しくなり
おばあちゃんがバケツを手にキッチンへ向かいました。
お察しの通りですが
その後ドジョウは柳川鍋に変わっていました。
私は
「おばあちゃん……これ料理になってる、ドジョウさん……え?」
とパニックになっていると
「あんた、あたしに調理してもらいたくて持ってきたんじゃなかったの?ごめんねぇ」
といい手を合わせてドジョウ鍋を食べ始めました。
おばあちゃんが美味しいからお食べというので食べましたが
本当に美味しかったです。
私の記憶のかぎり命をいただくことを意識した初めての経験だったと思います。
今思えばそもそも生きたドジョウを料理出来るおばあちゃん凄いですし
良い経験をさせて頂いたなぁとしみじみ思います。
私の忘れられない思い出です。
ちまき大好き
女性/33歳/東京都/会社員
2023-09-28 14:51