本日の案件
本部長、秘書、リスナー社員の皆様、お疲れ様です。
大学生の頃のお話です。
なんとなく一緒に話すことが多かった同級生が気になった私は、少しずつカフェやちょっとした観光に誘うようになりました。
私は女子高出身でそれまで彼氏もいたことがなく、デートに誘うのも毎回ドキドキでした。
そして、5回くらいデートを重ねた冬のある日、人生で初めて告白をしました。
彼の答えは「少し考える時間がほしい」でした。
彼はとても控え目な性格でしたので、その回答は想定内でした。
それでも、翌日からは考えないようにしても、ついついYESだったパターンとNOだったパターンを想像してしまい、気持ちが乱高下してしまう私。
乱高下しすぎて銀行の暗証番号をド忘れするほどでした。
それから2か月後
彼からLINEが送られてきました。
何スクロールにも渡る長文LINEです。
直訳すると「もう少し時間がほしいです。」
いや、まだかかるんかい。
乱高下していた私の気持ちは既に落ち着きを取り戻し、一周回って悟りを開いたようでした。
それから2か月後
暖かい春のある日
彼からまた長文LINEが届きました。
直訳すると「ごめんなさい。」
心のどこかで「もういいや」と思いつつも、藤井聡太八冠も驚きの長考の末の「NO」に打ちのめされたのも事実でした。
その日たまたま地域復興イベントのボランティアに参加していた私は、悲しい気持ちを打ち消すようにがむしゃらに働きました。
がむしゃらに働いて出会った男性と10日後にお付き合いすることになり、現在結婚3年目です。
めでたしめでたし。
なまざかな
女性/31歳/神奈川県/会社員
2023-10-17 09:51