本日の案件
中学生の頃、同じクラスの男の子に片思いをしていました。
その子はクラスの人気者で、私の他にも思いを寄せている人がいたり、◯◯ちゃんと付き合ってるんだって、という噂が絶えない人でした。
周りの女の子たちへの劣等感もあり、気持ちを伝えないまま卒業し、別の高校に進学。
彼のメールアドレスはいつの間にか変わり、そのまま連絡が途絶えました。
なんとなくしこりを残したまま月日が流れ、二十歳の同窓会で彼と再会しました。
無理やり連絡先をゲットして何回か会いましたが特に進展もなく、私と彼はこういう距離感がいいんだろうと考えて、彼への気持ちを絶ち切りました。
そして彼への想いも薄れてきた頃、件の彼から一本の電話がきました。
「中学の時からずっと好きでした」
頭が真っ白になりました。
ずっと両片思いだったことが分かり、お互いの気持ちを伝えたあとで、でもやっぱり今の私たちでは付き合えないよね、じゃあね、元気でねと電話を切りました。
あの時、違う選択をしていたら別の人生が待っていたのかもしれません。
彼もどこかで元気に暮らしていたらいいなあと思います。
ねむたいきのこ
女性/31歳/東京都/会社員
2023-10-17 12:43