社員掲示板

ドキドキ…

本部長、秘書、社員の皆さまお疲れ様です。
これは携帯電話がなかった頃の私の懺悔のお話しです。

中学3年生の下校時、塾が同じ男の子から告白をされました。ほとんど話したこともない男の子でしたが、悪い印象はありませんでした。「知らないと思うし、考えて今度の塾の帰りに答えを聞かせてほしい」と言われ、その日は別れました。

その塾の日、好きでもないのにお付き合いするのは、と思い、断ることを決め、けれど滅多にないシュツエーションにドキドキして塾の時間を待っていると、我が家に一本の電話が。厳しい母親が電話をとり、その電話を置いたあと私に「今日、塾の先生のお家でご不幸があったから塾は休みだって。」と。

途方にくれた私は、その男の子と同じクラスの女友達を捕まえ、今日は行けないことを伝えようとしましたが、彼の家に電話してもらうと、すでに塾に行ったとの返事。
「もう行くしかないよ」と友達に言われましたが、塾の終わりは9時近く。母親には塾がないことはバレているし、素直に言っても出してくれるとは思えず、困り果ててしまいました。

時間だけが刻々と過ぎていきます。しかし、行かないのは人の道に反すると思い、思い切って行く覚悟を決めました。どうやって親の目を盗んで出ようか、洋服も髪の毛もセットしていつでも出かけられるようにして通常モードを装いながらも準備をしていきました。

そして、約束の時間、親に見つからないように出かけ
男の子に会いにいきました。
彼に会ってでた言葉は、
「よろしくお願いします」。
真っ暗な中で断って、彼が怒りに代わるのが怖くて咄嗟に出た言葉でした。

すぐ、その場を後にし、家につくと玄関で祖母に鉢合わせしてしまいましたが何とか取り繕い、色んな意味でのドキドキデーが終了しました。

その後、知り合うところからお付き合いを始めようと思いましたが、結局好きになれませんでした。

その後、人の心も分かるようになった今では、もっと丁寧に誠意を持って答えられたらよかったと反省しています。

シナモンズ

女性/50歳/埼玉県/会社員
2023-10-17 18:36

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