カサカサカサカサ

皆様、お疲れ様です。
ついにカサカサ民の日ということで、恋人の出来た試しのない生粋のカサカサ民としてはこの日ばかりは、と思ったのですが、カサカサエピソードと言ってもエピソードが虚無なのでカサカサなわけでもあり……

そもそも人とのコミュニケーションを好む性格ではなかったので、幼少より色恋沙汰とは無縁でした。
外見がいいわけでも、話が上手いでもなく、スポーツができるでも、特別頭がいいわけでもなく、誇れるものを何も持てずクラスでも目立ちませんでした。当時のクラスメイトの何人が私のことを覚えているのか分かりません。
それでも大学に入って地元も離れ、新しい面子の中で「えいやっ」と行動してみたこともありました。
男女入り混じっての会話の中、ライブに行ったのどうのの話の流れで「今度みんなで行ってみる？」と言ってみたこともありましたが、女性陣から返ってきたのは半笑いと嘲るような視線ばかり。
思えば、積み重なってきたダメージがあそこで致命傷になったのかと思います。
その後も気になる人をまれに見かけても、その人が私を選ぶような、人を見る目のない人であってほしくない思いが先立ちます。
何をやっても自己嫌悪を払拭できず、もはや覆しがたい性根となってしまっています。

恋人を探して四苦八苦するよりも、難しいゲームのクリアに四苦八苦する方が楽しいですし、アニメや漫画を鑑賞する以上の楽しみや生き甲斐を人に見いだせる宛てもなく、独り過ごす毎日です。
最近はアーマードコア6が歯ごたえもあり楽しいですし、『呪術廻戦』はアニメも出来がよく、『葬送のフリーレン』と合わせて今期は期待しています。
漫画では幾花（いくはな）にいろ先生の『あんじゅう』が日常系のふんわり作品で癒やしです。
癒やしといえば連載が終わって随分と経ってしまっていますが、天野こずえ先生の『ARIA』に今も癒されーーと自分の趣味を追いかけるだけで日々精一杯です。

他人のイチャイチャ話を聞くとヒトとしてのカタチを保てなくなりますが、齢40も過ぎ、自分は他人とは寄り添えない存在なのだと時折思い知らされ、せめて実家には迷惑を掛けずに静かに生涯を終えたいです。

以上、カサカサ民の日と言うことで、今日だけはカサカサを吐き出させてください。

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