逢魔時に
昨日
夕方5時過ぎの暗くなるかならないかの時間に
数年ぶりに降りたJRの駅
坂の上からゆっくりと商店街を降りていくと
お婆さんが営む駄菓子屋さん
お爺さんが座って作業している染み抜き屋さん
まだあかりがついている狭い間口の修理屋さん
(何の修理とは明記していない)
黙々と車の下で作業している車の修理工場
美術書が前面に置いてある間口の狭い古本屋さん
そして入り口の暖簾の前に木の長椅子がある
昔ながらの銭湯
鰻屋、焼き鳥屋、喫茶店靴屋ではなく履き物屋‥
段々と日が暮れていく中
子供時代にタイムスリップしたかのような錯覚が
何故だろうと思ったらチェーン店の飲食店がない
どの店舗も二階建て止まり
銭湯の高い屋根と煙突が遠くからでも目立つ
店舗と店舗の間に間に建つ家も
平屋か二階建ての一軒家が多く
黒い板塀の中には果樹の植え込み
こんな懐かしい風景の中を歩いていると
昭和のジオラマの町に迷い込んだような錯覚に
バス通りに出て、現実に引き戻されて
思わず、今まで夢を見ていたのかもしれないと
振り返ったくらい
昼間に歩いたら、普通の商店街なのかなぁ
ポーメリ
女性/69歳/神奈川県/自営♪アクセサリー制作&販売♪
2023-11-05 11:11