本日の案件

鈴村本部長代理、秘書、社員の皆様、お疲れ様です。

私の職場には隠しているもうひとつの顔は、ゴリゴリのオタクであるということです。

とあるゲームコンテンツのアイドルを推しております。

出勤の時には推しの小さなぬいぐるみを密かにカバンに入れて出勤し、昼休みには癒やされるために、こっそりぬいぐるみをなでています。

オタクを匂わせないように所持品には気を付けているつもりですが、仕事で使う道具が推しの担当カラーである緑と紫にどうしても偏ってしまっていますが、職場の人たちからは「緑と紫が好きな人」という認識でいてくれているようです。
しかし、数字の2と5にこだわりを持っていることには不思議に思われているようです。

職場の近くでイベントがある時は、うっかり遭遇しないように時間や使う道を考慮して行動しています。

職場でしか付き合いのない人たちは、私が推し色の服に身を包み、全力でペンライトを振っている姿は想像できないと思います。
ただ、ある同僚が最近になって私のカバンを見つめている時がたまにあるので、ぬいぐるみの存在はバレているかもしれません。

何か言われてもしばらくはシラを切ろうと思います。

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