居酒屋のおやつ
いつもの青果売り場に着いたらこの眼に真っ先に飛び込んできた紫色の山。さつまいも。
近づいてみると、おょょ。
ひとつひとつがデカい。500gくらいあるんじゃ?というくらいにデカい。
値段表示を見て驚いた。ひとつ79円。
これはもう買ってみるしかない。
何を作るという目的もなく買ってしまうこの性格、私はきっと騙されやすい類の人間なのだ。
さてさて、何を作ろうかと丸一日考えて辿り着いたのは『いももち』。
一度作ってみたかったんだよネ〜
居酒屋のおやつっぽくするために、塩気のある具を包んでみることにした。
で、こんなのを作った。
いももち……
◉さつまいも 500g
◉片栗粉 大匙5
◉塩 小匙2
◉水 130cc
◉バター 20g(10g×2回)
具……
◉鱈子 ◉塩昆布 ◉梅肉
さつまいもの頭とお尻を切り落とし、皮を剥く。厚さ3cmくらいで適当にザクザク切る。
ボウルにたっぷりの水を溜め、切ったさつまいもを10分ほど浸す。
鍋に水を入れて火にかける。ボウルから上げたさつまいもを完全に柔らかくなるまで蒸らす。
電子レンジ使うならそれでも良い。
蒸らしたら芋を潰す。少しゴロゴロ感が残っても問題なし。
塩を小匙2、片栗粉を大匙5、水を130cc加えてこれでもかというくらいによ〜く揉む。
少しべちょべちょしているくらいの感じで良い。
小分けにして団子状に丸める。500gの芋でだいたい13〜14個できる。
丸めた団子の真ん中に親指で穴を開け、そこに具を適当に入れて包む。鱈子なら親指の爪くらいの大きさ。梅肉なら中くらいの梅干しのひとつ分くらい。そんな見当で。
具を包んだら平べったく、厚さ1cmくらいの円形にする。淵にひび割れができないように注意。
フライパンにバター10g、弱火で溶かす。
平たくした芋をゆっくりじっくり焼く。焼いてる最中は触らない。触ると崩れやすい。
ずっと弱火でおよそ5分。綺麗な焼き色がついたらひっくり返す。
ここが少し難しい。
フライ返しを上手く使うと良い。私は右手にフライ返しと左手に大きな匙の両刀(?)でやった。
両面焼けたらできあがり。
温かいうちに食べた方が良い。
お客さんに食べてもらったら一番人気は鱈子、二番は梅肉、でした。塩昆布は三位。
鴻の親父(おおとりのおやじ)
男性/66歳/埼玉県/居酒屋やってます
2023-11-24 15:49