今日の鼻歌

【 LOVE ME TENDER / RCサクセション 】

X 旧Twitter を散見していますと、ここ数日、 大手出版社の新刊本 発売停止の問題が言論で賑わっています。

その中で『表現の自由』を例えるのに、昔、東芝EMIに所属していた、かの忌野清志郎さんのRCサクセションの『COVERS』というカバーソング集が発売中止になった事件を引き合いに出してる人がいました。

それは収録曲のうち『LOVE ME TENDER』と『SUMMER TIME BLUES 』という2曲の名曲の歌詞が『反原発ソング』になっていたものを、当時、原発を推進していた本社 東芝が圧力をかけた、とも、EMIの上層部が本社に忖度した、とも噂がありましたが。

当時たまたま、ラジオで清志郎さんが出演していた番組を聴いていたのですが、清志郎さんの怒りは凄まじく「俺らのアルバムを発禁した野郎を知ってるヤツがいたら写真送ってこい。新曲のジャケットに使ってやるぜ！」と雄叫びを上げていました(笑)

結局、RCサクセションはレコード会社を移籍してまで、発禁のアルバムをリリースしたのですが、受け皿となったのが、かの『キティレコード』なのでありました。

さすが風雲児。というか問題をいとわず勝負師な社風だな、と当時も思ったものですが、今や、そのキティレコードも、東芝EMIも、どちらもユニバーサル・ミュージックに吸収合併され、同じグループ会社に収まってしまったのも、オールドファンには隔世の感があります。

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