成人の日案件〜あの大人、かっこよかった！

私が子どもの頃はクラスの全員が少年ジャンプを読んでいるような時代でした。
特に男子が夢中になっていたのはキャプテン翼。
当時ウチの中学校にはサッカー部が無かったのですが、その年に新しくきた先生が「新しい部を作ります！サッカーをやりたい人は是非来てください」とアピールしました。しかし集まったのはわずか６人だけ。子どもだった私が見ても苦しい船出だったはずなのですが、顧問の先生は情熱の火を消すことなく駆け回り、キーパーには体の大きな柔道部の先輩、守備陣には体力が無尽蔵なスキー部の先輩たちと話しを付けてきて、次々と練習試合を決めてはどこからかマイクロバスを借りて来て、遠征に行くということを繰り返し、私たちにサッカーの楽しさを教えてくれました。
パワフルで行動力の塊だったその先生はその後、校長先生の重職まで勤め上げ、今尚ボランティアで福祉施設の子どもたちにサッカーを教えながらマイクロバスで駆け回っています。近年、中学のあった田舎からは遠く離れた所に住んでいる私の町のサッカー場で再開したときは「先生はいつまでたっても本当にカッコイイ」と思わされました。

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