電話案件
みなさまお疲れ様でございます。
私が人生で一番緊張して電話をかけたのは、中学3年の時です。
その日は1995年3月20日。
弟が小学校の卒業式で、母は不在。
父はいつものように出勤していました。
TVを見ていたら父の使っている地下鉄で何人も救急搬送されているニュースが。
そうです。
地下鉄サリン事件です。
母から「すぐ帰るからお父さんの会社に電話して、お父さんが会社にいるか確認して!」と電話があり、震える手で電話を掛けました。
お父さんの会社に掛けるだけでも緊張するのに、会社にいなかったらどうしよう、と不安でした。
取り次いでもらって聞こえてきた父の声。
ホッとして体中の力が抜けたのを覚えています。
インターネットも無い時代、父は事件の事も知りませんでした。
この時の電話は、きっと一生忘れないでしょう。
ほっぺたちゃん
女性/45歳/神奈川県/専業主婦
2024-01-24 15:08