電話案件
皆様お疲れ様です。
現在ではなく過去の話になりますが…
子供の頃、地元のホールで好きなアーティストさんがコンサートを行う事を知り、ファンクラブに入っていなかった私は電話でチケットを取るしかありませんでした。
元々電話がとても苦手で、いざチケットを取ろうと勇気を振り絞りボタンを押すと「ただいま混み合っています」のアナウンス。
コールセンターの人が出ると思っていたのですが一向に繋がる気配はなく。
とにかく繋げるために右手で受話器を持ち、左手で電話を切りリダイアルのボタンを連打。何回も切ってリダイヤルを繰り返しました。
しばらくすると「プルルル…ガチャ」と音がし「繋がった!!!」と心臓が跳ね上がった瞬間…
連打をしていた私の左手が電話を切っていました。
頭はパニック状態、すぐに繋ぎ直すべく同じようにリダイアルするも繋がらずしばらくして完売のアナウンス。
泣きました。
もしからしたらチケットが取れていたのではないか。何故私の左手は電話を切ってしまっていたのか。
あれほど自分の左手を憎んだことはありません。
今はほぼネットでチケットを取るかと思いますがあの時のドキドキと悔しさは忘れられません。
エッコ
女性/40歳/東京都/専業主婦
2024-01-24 17:22