線香花火

去年の七月、新宿末廣亭で正楽さんの切った線香花火が欲しくて高座の前に一人飛び出して行きました。
私は貰うことができず悔しくて悔しくて、照明が眩しくて恥ずかしくて泣くのを我慢してました。
正楽さんが気づいて「うわっどうしよ、こういう時は注文を聞いてあげる」と言って体を揺らしながら「可愛いの切ってあげるからね」と言って切ってくれました。
心から正楽さんのご冥福をお祈りします。
正楽さんに切ってもらった双子のパンダあれからずっと玄関に飾ってます。ありがとうございました。

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