初めてのバイト

お疲れ様です。

私の初めてのバイトは大学1年生の夏に始めた、某百貨店屋上のビアガーデンです。
ビアガーデンといってもビールを運ぶ方ではなく、食券を販売するレジ係でした。

レジは小さな小屋になっており、お客様とはガラスの窓口越しにやりとりするので、酔ったお客様に絡まれて怖い思いをする…ということもなく、ほろ酔いのご機嫌なオジサマたちにはにこにこしながら二、三言葉を交わし受け流す程度だったので、安心して働くことが出来ました。

安心どころか、夜空にキラキラ光るライトの眩しさや、生のバンドが奏でるJAZZ、賑やかな笑い声と、汗でテカテカした顔で笑うオトナ達のすべての景色がとってもステキで、大人ってなんかいいなー！って憧れの眼差しで見ながら働いていました。

最後のレジ締めまでが私たちの仕事でしたが…お察しの通り…大学生の私には刺激が強過ぎる程のエグい額の売上を、白い細い紙で束ねていました。

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