思い出す、3.11の星空の美しさ。【あの日を思い出すという方は、読むのをお控えください】

3.11の夜。寝られなくてどうしようもない、不安しかなかった夜。
あの日は、寒さが身にしみるほどだった。
津波の映像が繰り返し流れるテレビ。余震は頻繁。寝られるわけはなく、リビングで家族で電気をつけたまま、揺れないときに目をつぶっていた感じ。揺れたら、安全を確保しながら屋外に逃げることを繰り返していた。
きっと、あの日、この時間の時点で亡くなられていた方も多かったはず。
そんな日の夜の星空は、皮肉なほどに星がきれいで、空気が澄んでいて。地元であんなにきれいな空を見たことがないというほどに、星たちが「私を見て」と言わんばかりに、小さくて普段はよく見えないであろう星たちですらきれいに肉眼で確認できた。
今の時間帯を思うと、正直、「これからどうなるんだろう」という不安しかなかった。
ふと思い出したあの日の記憶。

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