人のマネジメントの難しさ
本部長、秘書、関係各位皆々様お疲れ様です。
最近少し思うところがあって書き込みをさせていただきました。
私は昨年末に会社を退職したのですが、その理由は会社組織の中で人をマネジメントするということがわからなくなったためです。
当時私は工場長として働いていましたが、従業員の会社に対する満足度を上げることが1つの大きな役割でした。工場は人と人とのつながりがとても大事で、円滑な人間関係を維持することは従業員のやる気を向上させる上で大事な要素です。そのため、なるべく従業員一人ひとりと直接コミュニケーション取るようにし、もし悩んでいる人がいればできる限りその悩みを聞いてあげ、頑張った人は出来る限りそれに報いてあげるようにしてきたつもりでした。
ところがその結果、一部の従業員から「工場長のえこひいきが過ぎる」というクレームがコンプライアンス委員会に入ることになります。私としては、頑張った人は当然それに報いられるべきで、その点において評価に差がつく事は仕方がないことだと思っています。しかしながら会社が出したのは、全従業員に納得してもらえるだけの私からのフィードバックが足りていなかったという結論でした。
正論だと思いますし理想だとも思いますが、100%の従業員が納得できるマネジメントをするのは実際はほぼ不可能です。もっといえば、八方美人なマネジメントは、頑張っている人のモチベーションを失わせる結果につながるとも考えていました。
なので、これ以上この会社で働いても、お互いに不幸になるだけだと考えるに至りました。
最近ハラスメントの問題やコンプライアンスが社会の中で大きく取り沙汰されていますが、行き過ぎてしまうと別の何か大きな問題が起こるような気がしてなりません。
確かに、例えばお酒が飲めない人にそのお酒が飲めないことを理由にパフォーマンスが低いと評価するのは大きな間違いだと思いますが、逆に努力もせず、ふてくされている人たちの意見ばかり聞いていると、組織の体質が歪んでいくような気がしてなりません。
今の世の中、会社の管理職の人たちにかかるプレッシャーは大変なものだと思いますし、管理職になりたくないという人が増えていくのもわかる気がします。
でもやっぱりそれはとても寂しいことだと思います。
スカロケ管理職社員の皆様、頑張りましょう!!
北関東のスベルノスキー
男性/50歳/栃木県/自営・自由業
2024-03-28 17:53