助けていただきました。
17年前の3月4日午前5時、妻が第2子の長男を出産し、その10時間後に妻が亡くなり、3歳の娘と産まれたばかりの息子のシングルファーザーになりました。
病院では、その時、出勤していた22人のお医者さん全員が集中治療室に来てくださいました。
出産の時の助産師さんは、妻を霊安室に連れていくまで、ずっと寄り添ってくださいました。
病院は、本当は新生児は、5日間しか入院できないのに、告別式とか落ち着くまで13日も預かってくださいました。毎日写真を撮っておいてくださいました。
妻の実家の義父母が、近くに引っ越しておいでと言ってくださり、ずっと助けてくださいます。
当時住んでいた住所の区役所に子供のことを相談しようと思って電話したら、「おさむさんですね、聞いてます。大変ですよね。保育園の手続きとか、全部こちらでできますよ」と教えてくださいました。
妻の実家の近くに引っ越して、児童センターに娘を連れていくと、声をかけていただき、区役所へ連絡してくださいました。
保育園に入れることになり、他のお母さんから「みんなで連絡先を交換しているので、教えてくださいますか?」と声をかけていただきました。
お祭りには、お友達のお母さんが「娘ちゃんを連れて行っても良い?仕事から帰ったら連絡ください」と言って、3歳の娘をお祭りに連れて行ってくださいました。
頑張りすぎて、ウツになりそうだった時、古い友人が突然電話をくれて「日曜日だし、休みなんだろ?子供と一緒に遊びにおいで!」と言ってくださり、ウツにならずに済みました。
この17年、たくさんの方に助けていただき、生きてこれました。
この恩返しは、娘と息子を1人前に育てることだと思います。
「ありがとうございます」が口癖になるくらい、感謝し続けています。
頑張ります。
おさむ
男性/58歳/東京都/会社員
2024-04-04 19:21