本日の案件
本部長、秘書、社員の皆様、ヤギ専務、お疲れさまです。今まで良い恋愛をしてきていないので、全部ヤギ専務に食べてもらいたいくらいなんですが、その中でもより忘れたいことを。
もう9年前になりますが、当時勤めていた会社を退社することになり、お世話になった上司や先輩方に挨拶回りしていた時のこと。新採の時にお世話になり、仕事ぶりを格好良いなと思っていた先輩に「俺だけに挨拶しに来たの?」と言われたのです。そんなこと聞かれるとは思っておらず、「えっ!?いやいや、皆さんに挨拶してます!」と変な焦り方をしながら返したのですが、「ふーん…」と少しガッカリしたような反応をされたのです。そ、その反応何ですか…!?と思いながら、そそくさと他の先輩の元へ行ったのですが、後から思い返しても尊敬してた先輩にそんな反応されたら意識してしまうというもの。思い返すと、思わせ振りな言動もあったように思えてもしかして脈あり!?とドキドキしたのを覚えています。今考えると、そんな言動も先輩として後輩を気遣ってくれたが故にだった気もするのですが、9年前の私は自意識過剰にも恋を期待してしまったのです。しかし、だからといって何かアクションを起こしたかと言われたらそうではなく、もう退職して接点なくなるし、勘違いかもしれないしと理由をつけて何も行動しませんでした。しかし、退職してしばらく経ってもその先輩のことが忘れられず、今どの部署かを同期に調べてもらうというストーカーみたいなことをし、先輩の地元の北海道に転勤していることを知りました。連絡先も知らず、容易に会うこともできず、完全に接点がなくなったと理解しているのに、9年経った今でもその先輩のことを考えてしまうことがあります。これはもう恋というより、行動しなかったことへの後悔と、もしかしたら叶うかもしれなかった恋心への執着のような気がします。さすがにもういいだろうと思いたいので、ヤギ専務!!是非食べてください!!!!
さらさら流れる小川町
女性/34歳/千葉県/会社員
2024-04-24 18:20