本日の案件

本部長、秘書、社員のみなさまお疲れ様です。
私のヤギ専務に食べていただきたい恋の思い出は、妻と出会う直前の彼女との思い出です。
働きはじめて初の異動で、大型ショッピングモールの店舗に行きました。
周りに知ってる人がおらず、ランチのときはバックヤードの食堂で一人で食べてました。
そこで別店舗の方と一緒になり声をかけられ仲良くなり少しして付き合うことになりました。
その後すぐ同棲、結婚も意識して3年たった時に、順調に進んでると思っていたら彼女から突然別れをつげられました。
理由は彼女が数百万あった借金を隠していたんですが、隠しきれなくなり迷惑をかけるからとのことでした。
私は、一緒に返していこうと伝えましたが、止めることができず、彼女は手紙を残し同棲先から出ていってしまいました。
その後私は、今の妻と結婚しましたが、その彼女のことはずーっと忘れられずにいました。
そこから１５年たったある時に、取引先に仕事で行き新しい担当の方と挨拶する事がありうかがうと、なんとその元カノが新しい担当に。
心臓バクバクでその日の仕事は全く身に入らなかったです。
その後、仕事の懇親会で空白の１５年について聞くと、IT企業の社長と結婚し超ゴージャスな生活をしてました。
若いときの切ない美談の思い出だと思ってましたが、元カノは「やっぱりあの時別れて良かったわ」と超さっぱりしており、１５年思ってた私は何だったんだろうと思いました。
愛より金かぁ〜と、美談から苦しい恋の思い出に変わった瞬間でした。

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