春の演奏案件

お疲れさまです。

私が物心のつく頃には、父方の祖母と祖父は世界中を旅をしているような人達でした。

ある日、祖父母の家に行くと、ハワイに行ったようで、ウクレレがありました。

小学校、低学年だった私にはギターくらいに思える大きさ
の物でした。

ご飯を食べたら触らせてくれると話していたのですが、ご飯を食べても、誰も出してくれず、大人だけで話が盛り上がっていました。

人見知りがあり、たまにしか会わない祖父母に緊張して、私は、弾きたいとは言い出せませんでした。

そのまま帰る時間になり、すごく悲しくて、車に乗るなり、両親に弾きたかったと、話したら、あれは私へのお土産だったのに、言えば貰えたのに、興味ないのかと思ったと言われて大ショックでした。

親に欲しいと言ってと言っても、引き返してと言っても、もう無理の一点張りで、結局手に入れることができませんでした。

それが、ずっと尾を引いて、弦楽器がやりたいと思っていました。
小学生のうちはウクレレ、中学になる頃にはギターに変わり、高校に入ったら軽音部に入りたいと思って過ごしていたのですが、高校の軽音部の人達はなんだか怖くて、大学になったらベースがやりたいと思って大学軽音部に見学に行くと、歌を歌わされそうになりました。

私は歌が苦手なので、歌をやらないとギターやベースはやれないのかと、軽音部は諦めました。

でも、やっぱりやりたくて、社会人になって、ようやく自分の給料でギターを買いました。

買って満足…という訳ではないですが、社会人、ブラック企業で忙しくてやる時間を作れませんでした。

結婚して、家事と仕事の両立。
これも忙しくて時間を作れませんでした。

仕事をやめて、育児と家事。
これもまだ、時間が作れないのですが、徐々に時間に余裕が出来て来た気がしているので、やる予定の物が片付いたら、クローゼットで眠っている、私と旦那のギターの２台を取り出して、息子と２人で練習して、これから弾けるようになりたいです。

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