社員掲示板

一番カラオケ

皆さんお疲れ様です。
先日の一番カラオケで歌わせていただきました。
図々しくも宣伝までしてしまいました。

少し取り組みについて補足します。
僕は2020年の今頃までは会社員でしたが、2011年の震災以降は週末などの時間で災害ボランティアとして、福島の浜通りなどにだいぶお邪魔してきました。
2011年以降も岩手の岩泉、秋田、宮城の丸森、栃木、茨城の常総、千葉の館山、静岡、大阪、岡山市、愛媛、広島、佐賀、熊本と、大規模な災害が発災してしまった場所へもお邪魔して、僅かばかりのお手伝いをさせていただいてきました。
その中で、災害が起こった後の取り組みも重要である一方で、災害を減らすような取り組みが何かできないかと思うようになりました。

災害ボランティアでは、農家さん宅や農地でのお手伝いもある中で、自然やその地域と共生する生き方に触れ、農業に興味を持ち、アグリイノベーション大学校(AIC)という、社会人向けの週末農業学校へ通い、農業(オーガニック)の基礎を学びました。

農の学びの中で、持続可能性の高いオーガニックの農業が減災に結びつくのではと思い至り、2020年からの2年間はAICの講師で神奈川の愛川町の先進農家の元で研修生として世話になり、2022年7月に独立就農となりました。

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書によると、温室効果ガス排出の環境別の割合は以下のとおりだそうです。

・人間活動:4.8%
・海洋:33.7%
・土壌:61.3%
・その他:0.2%

人間活動の割合が大きいと思われがちですが、農業にも関わる土壌の割合が大きく、ここにアプローチしないことには気候変動へのインパクトは大きくないのかなと思います。

オーガニックの農業では化学肥料を使わず、地力を上げるために土作りを意識します。
土に堆肥や緑肥、植物の残渣などの有機物を投入することで、これが微生物のエサとなり、微生物によって分解された有機物が土を肥やしていきます。
この過程で、土壌中の炭素分が温室効果ガスとして排出されにくくなる、土壌炭素貯留というはたらきが生まれるようです。
農水省の資料にも、気候変動への取り組みの中で、土壌炭素貯留というキーワードが出てきます。

黒いスナフキン

男性/44歳/神奈川県/農師
2024-05-17 03:40

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