案件
お疲れ様です。
友人に会いに札幌へ旅行に行った帰りに、
観光を楽しみすぎて、
飛行機の時間がギリギリだと判明。
走ればいける!と友人が言い出し、
私の腕を握り全力疾走。
友人は陸上部出身で、比べて私は万年文化部。
足は超遅いタイプでした。
人間ってあんなに早く移動できるものなんですね。
私は友人に腕を引かれながら今まで見たことのない速さで流れる景色に驚きました。
「ちょ!むり!転ぶ!!息できん!!くはっ…!」
足も息もついていかず、ほぼ引き回されるかたちだったと思います。
叫びながら道や構内を駆け抜けました。
結果、数分巻きで空港につき、
友人はスローインするかたちで私を検査場へ送り込みました。
搭乗を待つロビーで、私はしばらく動けなかったです。
自分の力以上の全力疾走。
もうあの景色を見ることはないと思います。
びぶりん
女性/36歳/東京都/会社員
2024-05-28 15:19