スカロケ調査案件

皆様、お疲れ様です
「あなたの周りのカッコいい」
案件、投稿させて頂きます

カッコいい対象は支部長です


組合で営業所の支部長を長く努めていらっしゃるかたです

ソレは転職後、間もなくの出来事でした

ソレまで、労働組合のある様な企業に勤めた事のない私にとって初めて組合のある会社の秋闘の事でした

スト権とか、あまり実感のない時期にスト権投票が実施されました

普段、雲の上のとても偉い人から突然呼び出され、密室で言われたのは他言無用ながらスト権投票では反対の投票をする様にとの指示でした

組合という物が頭の中でまだ整理しきれていない時期でもあり頭の中は大混乱です

スト権投票の結果、100.%スト賛成であった場合、支部長を追い詰める事にもなるから反対の意見を出す様に指示でした

多分、顔に困惑が溢れ出ていたのでしょう
訓示を終えてから投票所に向かう私に声を掛けてくれたのは組合の支部長でした


「なにか言われたか？」


たった一言、そう言われました


他言無用と言われています

支部長の為だとも言われました

でも、何かおかしい
言葉に出来ない飲み込めないシコリがありました


全部支部長に全部言われた事をぶちまけました


支部長はたった一言、「素直に自分の思うままに従え」

こうしろと言われた訳ではありません

むしろそうで無かったからこそ、この人カッコイイと思いました


この人がやりたい事がやりやすくなるならとにかく賛成しよう
そう思いました


雲の上の偉人が、私に何を期待したのか解りません

でも、この一言に私は支部長に付いていく気になりました

頭の悪い私です
空気も読めません

一票にどれ程の力があるのかも理解していません

でも、支部長に付いて行こう

そう感じた一言でした

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