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地球の歩き方大変お世話になりました私の世界放浪体験

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セカイロケットカンパニーの皆さま,お疲れ様です。
永らくサイレントリスナーだった私ですが,本日の案件「私の海外エピソード」と海外冒険者必携の伝説的バイブル「地球の歩き方」の編集者の方が来社されると伺い,いてもたってもいられず筆を執りました。
「地球の歩き方」には本当に本当にお世話になりました。私は学生時代,貧乏旅行と称し,アフリカや中東,南米を中心に諸外国を放浪していたことがあります。お金もなかったので,いつも泊まるところは素泊まりのドミトリーやユースホステル。日本から遠く離れた旅先であまりの情報不足で不安に陥ることはよくあることなのですが,私が止まるような安宿には,必ずと言っていいほどロビーのちょっとした図書スペースに「地球の歩き方」が数冊置いてあるのでした。これはもちろん地元で発行されたものではなく,日本人長期旅行者が置いていったものなのです。中を見ると,紙面の端々にメモが書かれており,バスの乗り方や美味しい店とかは言うに及ばず,街の危険個所,ぼったくられた店,カモられない国境の越え方など,旅行ガイド本にはなかなか掲載できないような,かつ旅行者にとっては何にも代えがたい貴重な情報が書き込まれているのでした。きっと何人もの日本人旅行者の手に渡り,いろいろなペンでメモが書き足されている「地球の歩き方」は,私にとってパスポートの次に大切なバイブル,まさに冒険の書でした。僭越ながら私も書き足しをしたり,何日間かお借りしたり,その土地を離れるときにまたお返ししたりと,そんなこと世界中の国々で繰り返していました。もしかしたら,「地球の歩き方」は聖書の次に世界中で流通している書籍なのかもしれません。時は経ち,今やスマホもすっかり普及し,あまりそういった旅行者同士のアナログなやりとりはないのかもしれません。私も家庭も子どももできたため,学生時代のような無茶な旅はできなくなりましたが,今でも家の本棚に置いてある何冊かの「地球の歩き方」を開き,ところ狭しと色々な人の書き込みがあるページをめくるたびに,無鉄砲で好奇心旺盛だった青春時代の海外エピソードが鮮明に思い出されるのです。「地球の歩き方」編集部の皆さま,本当に本当にお世話になりました。これからも,斬新でユニークな切り口のテーマで,世界中の魅力を我々にご紹介してください。よろしくお願いします。

また夢になるといけねえ

男性/43歳/千葉県/公務員
2024-06-13 16:08

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