本日の案件
みなさまお疲れ様です。
私の海外エピソードは仕事で訪れたパリでの買い物中に起きた出来事です。
その日も仕事を終えて、ホテル近くのスーパーまで買い物に行っていました。
フランスのレジはIKEAなどの海外ブランドのお店と同じ感じで、買いたい物と、ここまでが私のですといった仕切りを台に置きます。そこからレジ係の人がバーコードを読み取っていき、読み取ったそばから自分のカバンに商品を詰めていくといったスタイルです。
日本と違い商品を詰める場所もそこまで運ぶためのカゴもないので、もたもたしてると後ろの人にめっちゃ「早くしろよ」的な感じで見られたりします。なので毎回買い物の時はドキドキでした。
そんなある日、私の前に買い物をしていたお兄さんが、サイフをその場に置き忘れてしまっていることに気づきました。
どの人だったかは覚えていたので、私は後先何も考えずに忘れ物のサイフを引っ掴んでお兄さんを追いかけました。
お兄さんに追いついたあと「しまった、こういう時フランス語で何て言えばいいかわかんない!」と思ってとっさに「This is yours?」と文法すら合ってない英語で話しかけてサイフを差し出しました。
するとお兄さんは、自分の全身をポンポンと叩いて確かめる仕草をして「ああ!本当だ!それ僕のだよ!どうもありがとう!」といったようなニュアンスだと思われるフランス語でお礼を言ってくれました。
お兄さんはめっちゃニコニコ嬉しそうにしてくれたし、レジに戻ったらレジ係のおばちゃんも優しく待っててくれて、やって良かったーと思いました!
でも今思っても「よく英語もフランス語もわかんないのにその行動取ったな…」とあの時の自分にびっくりです。勢いってすごい。
零-Rei-
女性/36歳/東京都/アクセサリー作家
2024-06-13 17:39