社員掲示板

本日の案件

本部長 秘書 リスナー社員の皆さまお疲れ様です。

20年ほど前にカナダに留学した時の話です。
初海外でそんなに英語もあまり得意でない中、現地の大学へ通い休みの日に日本人の友達と3人で街に出かけようとバスに乗っていると、周りの景色がどんどん怪しげになり、友達とも「何か変じゃない!?」と言っていたら、目的地まではまだあるはずなのに「終点だ」と言われバスを降りることになりました。
降りた場所は明らかにスラム街。
周りの人には品定めする様にジロジロ見られ怖くてたまりませんでした。
自然と3人とも荷物を体の前で抱え反対側に行くバス停を探していましたが、日本の様に道路の反対側にあるというわけではなく、誰かに聞くかを迷っているとビニール袋に水と金魚を入れた見るからに怪しいおじさんが「何か困ってる?道を教えようか?」と話しかけてきました。
すごく怖いのと、怪しいのと、なぜに金魚!?という思いでグルグルしながらもダウンタウンへ向かうバス停の場所を聞くと、一緒に案内してくれると言います。
これはカモにされると覚悟しながら、3人で日本語でいざとなったら全力で走る準備しておこうと話をしながら着いていくと、別のおじさんが金魚のおじさんに話しかけてきました。
彼等は私達が途中日本語で話していたし、つたない英語しか使えなかった為、英語はほとんどしゃべれないと判断した様でした。なので、英語で「俺にも誰かよこせ」「いや、全員俺の獲物だ」と話していました。私達はしゃべるのはあんまりでしたが、リスニングは出来たので話の内容から後から来たおじさんは私達自身をどこかに連れていこうとしていて、金魚のおじさんはお金が目当てということがわかりました。
私達は断然、金魚のおじさん派!
心の中で金魚のおじさんを応援しました。
結局金魚のおじさんが「俺が最初に見つけた俺だけの獲物だ」と言って後から来たおじさんを追い払い、本当にバス停まで案内してくれました。
バス停で高額のチップを要求され、命があるだけましと思い払うと「3人それぞれからだ」と言われ、「たっかっ!!!」と思いましたが、これで安全に帰れるならと払いました。
バスが来るまでドキドキでしたが、無事に過ぎたからこその良い思い出です。
お金で買えないものがある!を体験した出来事でした!!

もちもちほっぺ

女性/42歳/埼玉県/パート
2024-06-13 18:14

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