本日の案件
本部長、秘書、皆様お疲れ様です!
私は中学3年間を南米のパラグアイで過ごしました。
パラグアイは南米大陸の真ん中。ブラジルの下にある内陸国で、スペイン語を使っている国です。
当時は、パラグアイと言うとサッカー好きの人なら「あ!チラベルトの国ね!」とわかってもらえましたが、「なんだっけ?パキスタンだっけ?」と、まぁ知名度の低い国で……
父の仕事の関係で「パラグアイに行くよ」と言われた時、どこ?南米?どこ?
何もわからないまま着いていくのみ。
私は、小学生時代にいい思い出がなく、辛い気持ちを抱えて6年間を過ごしました。
「あー、このまま中学にこのメンバーで進んでいくのか……」と絶望的な中でのパラグアイへのお引越し。
どこに着いたのかもわからない中で始まった3年間。とにかくゆったりとした国で、8時くらいから働いて、10時に仲間とマテ茶タイム。そしてお昼をゆっくり食べて、その後14時までシエスタでお昼寝タイム。またそこから夕方まで働いて、18時には帰宅。そこからゆっくり2時間くらいかけての夕食。そして、欠かせないサッカー。
いつのまにか傷ついていた私の心は軽くなり、本当の明るくて元気な私に戻るどころか、いろんな辛いことも「ま、いっか」と思えるくらいにまでに。
「トランキーロ」
パラグアイの人々が、よく口にする言葉。
意味は「穏やかに」「まあ、のんびり行こうぜ」
初めての海外がパラグアイでしたが、ここで良かった。
なかなか簡単に行ける距離ではないですが、私の中には「パラグアイ魂」が今も生きています。
トランキ〜ロ!
あえて、キーのところを伸ばして、「ゆったりね、のんびりね」と優しい笑顔で声が今でも心にあるから、私は毎日前を向いて行けます。
みなさんにもお届けしたい
トランキ〜〜〜ロ!
ひげくまん
女性/46歳/東京都/演奏家
2024-06-13 18:15