横綱相撲

都知事選。現在 2位と3位の情勢を見込まれる有力候補のお二人がそれぞれ都心の繁華街で、たくさんの聴衆を集めて意気揚々と街宣している画像を相次いで見たあと。

現職・小池さんは、初の街宣先である『八丈島』で良い景色をバックに地元の数人と談笑していた。

それが昨日で、今日は奥多摩と青梅を回った、と。

「これは勝負あったな」と思いました (笑)


かつて田中角栄さんなどがやった『ドブ板 選挙』の手法。

「選挙は地方から」と僻地の山村から街宣に回って、雨にぬかるんだ悪路も長靴を履いて登場し、わざと「みかん箱」= 今なら収穫箱をひっくり返して、そこに立って演説をする。

「お偉い先生が、うちら庶民に近い目線で、寒村を見捨てないでいてくれる」という、その効果たるや絶大というわけだね。


別に小池さん支持ではないし、そもそも自分は都民ですらないですが。

『風向きを読む』という洞察力と『機を見るに敏』というタイミングを外さない能力は天才的ですね。うっかりすると数年先に女性初の総理になっていそうなくらい。


国民・榛葉幹事長が評して「小池さんはジャイアント馬場だな」と。

「馬場はゴングが鳴るとリングの中央に陣取る。相手レスラーは自然と馬場の周囲をフラフラと歩き回るしかなくなる。どうしても小者に見えてしまう」ということらしい。

横綱相撲ですかね。


それにしても、かつて石原慎太郎さんが厳しい選挙を勝った後に「都知事選に勝ったから総取りということじゃない。都知事選に出てくるような者は必ず参考にすべき妙案をもっているものだ。だから勝者はそれらを取りまとめて都政にもって行く義務がある」といって、真っ先に2位の鳩山邦夫さんのところへ行き会談を持った。

今の候補者の中にそうした度量のある人はいるかな？

他候補の『批判ばかり』していてはおぼつかないが。


ま、重ね重ね、僕は都民じゃないけどね 笑(⁠◔⁠‿⁠◔⁠)

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