六月最後のブチブチ
買い物終わって店を出たらポツンポツンと雨が降り始めてた。
傘無しで困るほどではないし、こういう時に急いでしまうとロクなことにならないと思い、普段通りややのんびりとチャリ漕いで帰り道へ。
途中、ちょっと雨足が強くなってきて、空はかなり暗くなって。
それでも急がず慌てずのペース。
交差点で左端に寄って止まったら、頭の上から「カァ〜ッ」
にょ?と見上げれば、左上の交通標識の上に真っ黒な烏が一羽。
あちこち警戒するように首振りながら、真下の私を気にしてるみたいな。
いやいや、オレあんたに何もしねぇし。
あんたのこと好きじゃないけれど、敵視はしてねぇし。
もしかして、買い物袋の中のさつま揚げが気になった?お?
やらんョ。せっかくちょいと高いの買ったんだから、あんたにはやらん。
鴻の親父(おおとりのおやじ)
男性/66歳/埼玉県/居酒屋やってます
2024-06-30 17:43