ほろ苦い応援案件
本部長、秘書、リスナーの皆さまお疲れさまです。
中学3年生の夏、私の大親友であり、学校のアイドル的存在の女友達が転校しました。
もう35年くらい経つのに、あの日のことは鮮明に覚えています。
ギリギリまで学校で過ごしたいという大親友の気持ちもあり、授業を何時間か受けて、みんなにお別れをして一人で下校して行きました。
最後まで絶対涙を見せずに、必死に私たちは笑顔で送り出しました。そして、ある男の子が一人で帰る大親友にむかって「フレーフレー〇〇!頑張れよ!!!」と大声で応援しました。
私も含め、友人たちは号泣、もう泣き崩れてしまいました…が、なんとおっちょこちょいの大親友は大事な荷物を忘れて行ったのです。みんなからの手紙やプレゼントなどなど!
泣きながら笑いながら、私が一人で届けに走ったのですが、後ろからまた男の子の応援が。
私に向けて言ってるわけではないんだけど、凄く凄く心に残っている応援です。
あの頃は、大親友の転校ってこの世の終わりみたいに思ってしまい、本当に辛かったですが、35年経って、今も毎日のように彼女とはLINEでお喋りしています。
そして、いっぱい応援してくれた男の子は…私が当時片想いをしていた男の子でした。秘書は勘づいてると思いますが、その男の子は大親友のことを好きだったのです。大事な人を失う辛さを、彼も心に秘めて大きい声で応援していたのです。
甘酸っぱい、ほろ苦い、応援の思い出です。
桃尻かあちゃん
女性/48歳/茨城県/会社員
2024-07-11 18:30