私のアオハル案件
本部長、秘書、リスナー社員の皆様、お疲れ様です。
私のアオハルは、唯一女性からアクションを起こされた中学時代の恋愛です。
クラスの席替えを、立候補した班長によるドラフト会議で行われていました。
私は中1の時に、ある女子にドラフト会議で指名されました。
彼女はそんなに喋ったこともないのに、「ユーちゃん」と呼んできたり、人目も気にせずバッグハグしてきたりして、彼女のことをウザいとしか感じませんでした。その後のドラフト会議でも何度も同じ班にさせられました。
彼女のウザい絡みは、中2でクラスが別々になっても、すれ違うたびにありました。
ある日彼女はいつもの調子で、連絡先を渡してきました。
最初は放置してましたが、そのあたりから彼女のウザい絡みが減ってきて物足りなさを感じて、彼女に電話してみました。
電話してみると意外と話が合って、彼女のことを意識し始めました。
昼休みや放課後に図書室で話したり、林間学校でタイミングを見て話したり、フォークダンスで手をつないだり、夏休みは互いの部室が近い階段の踊り場で、みんなにバレないようにこっそり会ったり、旅行のお土産を交換したりしました。
夏休み明けに彼女からデートに誘われて、高校の文化祭に行きました。
普段見ない私服姿に「かわいい・・・!」と思いつつ、1日カッコつけてクールぶっちゃいました。
しかしこの初デートから卒業まで、メールのやり取りはありましたが、彼女から少しずつ距離を取られてしまいました。
卒業式前日に呼び出して告白したら断られました。
話を聞いてみると、「初デートの時、ユージ君がご飯を注文するときに『何でもいいよ~!』といったのが引っかかった。自分の意思がない人なんだな、と思ってしまった。」と言われました。
私はやってしまった!!と思いました。その時は恋愛の「れ」の字も知らず、彼女を優先させようと良かれと思ってしたことが裏目に出ました。
それからというもの、女性からアピールされる恋愛は一度もなく、チャンスを棒に振ったけど、忘れられないアオハルです。
ユージ十津川
男性/33歳/東京都/会社員
2024-08-22 17:41