伝説のおじいちゃん案件
皆様、お疲れ様です。
私が小学校低学年の頃、母方の祖父の昔話を聴いていて、『おじいちゃんの乗った船がある日沈んで、小さなボートでプカプカ海に浮かんでいた時、毎晩月夜に何頭ものクジラが楽しそうにおしゃべりしているのを聞いたよ』との話をニコニコしながら語ってくれました。
当時は、お伽話のような感覚でその話を聴いていた記憶があります。
数年後、その祖父が亡くなり、母に祖父から聴いた月夜のクジラの話をすると、祖父は旧帝国海軍中佐の軍人で、乗船していた艦艇が、米軍機の魚雷で撃沈され、その際部下を何人も失い、その後数日間フィリピン沖の太平洋を漂流していた経験があることを聞かされました…。
孫に伝えたのは、何か意図があったのか無かったのか今では分かりませんが、戦時中の"せ"の字も感じさせないファンタジートークではありました…。
間もなく満月で本日は丁度敬老の日、今では自分自身がおじいちゃんになってしまいましたが、ふと思い出した私のおじいちゃんエピソードでした…。
○番町のジョギングオヤジ
男性/57歳/東京都/会社員
2024-09-16 15:28