案件　うちのおじいちゃん

私のおじいちゃんは、埼玉の山の奥に住んでいて、畑をしている人でした。
おじいちゃん、なんと全盲でした。
でも家から畑は徒歩8分くらいのところにあり、ほぼ毎日畑へ行っていたのです。
長期休みごとに遊びに行っていたのですが、ある時は井戸が出来ていたり、またある時は新しい畑の小屋が出来ていたり。
全盲とは思えないほどに、鎌や鍬を使いこなし、野菜を植えるのにメジャーを使って均等に種を植えたりしていました。
私が近くにいれば私に周りの見えないことで知りたいことを色々聞いてきましたが、私がいない時は1人でやっているのかな？と子供ながらに不思議でした。
今も当時も本当に見えていないのか？！と信じられないことばかりのスーパーおじいちゃんでした。

まだ目が見えていた頃は、軽トラの後ろに乗せてくれたり、畑て使う三輪車に乗せてくれたりしてすごく楽しませてくれて私たち孫からは人気者のおじいちゃんでした。

東京に帰る時にはいつもおじいちゃんが作ってくれたお野菜をたくさん持たせてくれて、そんなおじいちゃんが大好きでした！

あぁ、おじいちゃんに会いたいなぁ。

0