謎のスロットマシンを運んだ
お疲れ様です。
20代の頃、黒い猫のマークの某運送会社でドライバーをやっていました。
日々、様々な荷物を配達する中で、忘れもしない、いちばん重たかったモノ。
それは『スロットマシン』です。
ゲームセンターとか、パチンコ店によくあるようなアレです。
胸の高さくらいあって、四角くて持ちにくく、体感50キロ超えてるんじゃないかというようなゲテモノでした。
正直、お断りして引っ越し部門に任せる規格外の荷物でしたが、来てしまった以上、届けるしかない。
何とか車に積み込んで、配達先のお客さんに電話をして、在宅を確認し、向かいました。
車から降ろすのも一苦労でしたが、最大の難関は、アパートのらせん階段。
仲間の応援を呼ぼうか迷いましたが、何とかひとりで部屋まで運び込みました。
必死だったのでしょう、運搬中の記憶は、ほとんどありませんが、怪我もせず、スロットマシンも傷つけず、無事にお届けできたことを、プロとして誇りに思いました。
ただ……
もう、スロットマシンは二度と運びたくないですね。
北岳に来ただけ
男性/36歳/東京都/会社員
2024-10-09 15:33