仕事メシ案件
私が忘れられない味、それはとある工業団地の一角にある、何の変哲もない立ち食い蕎麦屋にイスが設置してあるような店のカケソバです。つゆを一口くちにしたその瞬間に、口いっぱいに拡がる昆布と鰹のダシの旨味。思わず、「オヤジさん、良い仕事してるね…。」と、言葉に出していました。するとオヤジさんは、「俺の仕事にお金を払ってくれるお客さんだって、汗水垂らして稼いだお金で食べに来てくれる。そんな人たちに対して手は抜けない。」と一言。衝撃が走りました。『自分はお客さんの為にそこまで一生懸命やってただろうか…?』そんな事を考えながら蕎麦をすすりました。冷めかけたつゆ以上に目頭が熱くなる。次の瞬間私はある物を目にしました。それは、市販の昆布つゆのペットボトル。昆布つゆ…、良い仕事してるなと思った瞬間でした。
みっく。
男性/46歳/千葉県/アホだけど良いオトコをめざしちゃうハッピーなドライバー略してアホ
2015-05-19 12:10