案件
お疲れ様です。
私が新入社員の7月頃の夜の話です。
当時、入社後はじめての大きいミスをしてしまい、足を引っ張っている自分が悔しくて泣いていました。
ミスしていることも泣いていることも嫌で、挽回しようとがむしゃらに残業をしていたのですが、
夜19時すぎ私のデスクに【コン】と1本の缶ビールが置かれました。
当時の上司が【まぁ今日は飲めよ。】と一言。
上司はめちゃくちゃ寡黙な方なので、慰めるでもなく、話を聞くでもなく、本当にビールを置いて隣で一緒に飲んでいるだけ。
私が勝手に話しているのをただただ聞いてくれていたような気がします。
10年たって何のミスをして泣いていたのかもう忘れてしまっているのですが、その夜の缶ビールと上司の光景だけは忘れられずにずっと覚えています。
もうその方とは部署が離れて別々の仕事をしているのですが、今でも私の仕事の節目には連絡を下さり、年に数回は一緒に飲ませていただいています。
今の職場で10年続けていられるのも、最初の上司に恵まれたからだという思いが強くあります。
いつか私も部下や後輩に黙ってビールを差し出せるようなかっこいい上司になりたいです。
チャーボー
女性/32歳/東京都/会社員
2024-10-29 10:46