やめなくてよかった
僕は高校生の時野球部でした。
2年生の夏からキャプテンを任され、どうしたら勝てるか、どうしたらチームがまとまるか毎日考え、必死でした。
でも、同級生の協力が無いと感じてしまったり
後輩が言うことを聞いてくれなかったり。
監督に相談しても解決に繋がるような答えを見つけることができませんでした。
その年の末にもう野球やめようと思い、年明けから部活に参加しないと決めました。
年明け最初の練習日の朝母親が泣き、僕も泣き、
その時に父親に「お母さんを泣かせるな」の一言で僕の心にストレートなパンチが入り、とりあえずもう少し頑張ってみようと練習に行くことにしました。
そんなキャプテンになってから父親の一言があるまでの間に聞いていた曲が湘南乃風の応援歌です。
今僕は野球には欠かせない道具を作る職人をしています。
これは中学生からの夢で、もし、あの時野球をやめていたらこの夢も叶っていませんでした。
生活は豊かとは言えない仕事ではありますが、好きなことを仕事にしているので毎日つらくとも心の炎は常に燃え続けています。
この曲のメロディーを頭の中で流すだけで、あの時の記憶が蘇り、涙が今でも溢れてしまうのでこの曲は聴きません。
せっかくの企画なので聴いてみようかなと思いました。
どちらかというとチョコレート
男性/30歳/神奈川県/自営・自由業
2024-10-31 17:54