うっかりスヤスヤ案件
あれは大学一年生のことでした。いつも試験勉強はギリギリに始める私。連日の試験勉強に疲れ、必修の英語試験当日の明け方に、大学出発前に仮眠を取ろうとして、うっかり目覚まし時計をセットして寝落ちしてしまいました。ケータイのバイブが一瞬鳴った気がして目が覚めて時計を見ると、何と試験開始時刻。ケータイには、試験の教室に現れない私を心配した友達からの、「大丈夫?」というメッセージのメール。慌てて家を飛び出しました。当時大学から徒歩20分のアパートに住んでいたのですが、試験開始20分で教室には入れなくなり自動的に留年してしまうので、大学までの道のりを猛ダッシュ!途中で運良くタクシーを拾い、大学まで急いでもらいました。タクシー料金は800円程だったので、大学到着後「お釣りは要りません!」と千円札一枚をタクシーの運転手さんにに渡して、校門から教室までもう一度ダッシュ。何とか試験を受けることができ、留年は免れました。メールをくれた友達には本当に感謝でした。ですが…後から財布を確認するとタクシーの運転手さんに渡したのは、千円札ではなく、五千円札でした…。今となってはいい思い出です。
よっとゴーゴーゴー
女性/39歳/埼玉県/会社員
2024-11-07 17:52