約四半世紀ぶり
バッドフィンガーが1974年にレコーディングを行うもお蔵入りとなり、2000年にようやくリリースされたスタジオ・アルバム『Head First』がリマスターされ、再発されることになりました。
翌75年に亡くなったピート・ハムが遺した最後のスタジオ録音を収録した本作は、長年にわたり、ラフミックスのみが残され、マスターテープは失われたと考えられていましたが、最近になってオリジナルのマルチトラックが発掘され、これにより入念なミキシングとマスタリングのプロセスが可能となったのだそうです。そして新たにマスタリングされた新ヴァージョンが、オリジナル・レコーディングからちょうど50年後の2024年にリリース決定となりました。12月13日にCDと限定アナログ盤にてリリースとなります。
2000年に本作がリリースされた時、私は高校生でしたが、リリース日にCDショップに駆け込み、手に入れたのを覚えています。長く廃盤状態が続いていましたが、今回の再発で、新たに本作に出会ってくれる方が少しでも多く現れて欲しいものです。
それにしても、今年は
3月『Gwent Gardens』(ピート・ハムの未発表音源集)
6月『I Am Myself』(トム・エヴァンズの未発表音源集)
『Live Kansas 1972』(1972年のライヴ音源)
7月『アンド・ザ・ビートルズ vol.5/バッドフィンガー』(ムック本)
…とリリースが相次ぎ、これだけでも十分と言えたのですが、更にこんなリリースが続いて来るとは本当に凄いです。まさに歴史的なバッドフィンガー・イヤーを締めくくるに相応しい、本作の約四半世紀ぶりの復活を楽しみに待つことと致します。
どこの局でも構わないので、ラジオでも話題にしてくれたらいいのですが…。
ラヴポールT
男性/41歳/茨城県/会社員
2024-11-17 18:34