本日の案件
本部長、秘書、リスナー社員の皆様、お疲れ様です!
学園祭の思い出は、高校2年生でやったお化け屋敷です。
わが校でも、かつては存在していたがもうしばらく見たことがない・・・と先生たちから聞いた私たちは「なら、やってやろうじゃん!」となぜか妙にやる気がでてしまいました。
当初、「旧校舎の1階の全教室を使わせてください」と提案しましたが、さすがに却下。
暗くなりすぎない、お客さんに直接触らない、危険が無い事・・・と色々な条件がありましたが
そこは、窓を隠す黒い模造紙にお化けの切り抜きをして「光取りです!」とか、見回りの先生が来たら即座に電気をつけたりとか、小さな子供にはやさしい脅かしをするといった、アイデアで乗り切りました。
1つの教室で目一杯怖がってもらうためには、研究と考察が必要です。
クラスの頭脳担当が、人間が恐怖を感じるには・・・といったサイトを片っ端から読み、
・蛇行したコースの方が長く感じる
・しゃがんだりして上下の動きをいれると恐怖心が増す
・ストーリー性があった方がいい
などなど、すべての要素を兼ね備えた超本格的お化け屋敷を設計。
いよいよ当日・・・・・・お化け屋敷は、なんと大繁盛!
とある女の子の墓前に入口で貰ったお花を供えに行くという物語からはじまり、
入口はしゃがんで入る形。立ち上がる瞬間にこんにゃく的なものが頭に触れます。
奥には井戸があり、もちろん中には着物を着た幽霊が。
目的のお墓にお花を供えると、卒塔婆がガタガタと揺れどこからかうめき声が。
さらに、最後の道に進むには「この穴に手を入れて下さい」の指示。
手を入れた瞬間、風が吹いて何かが触れる。慌てて最後の道を進むと両側の障子から無数の血だらけの手!
お化けの休憩が回らず、一旦閉鎖すると並んでも待ちますと行列が形成されあっという間に話題に!
隣の教室に出店していた書道部が「こんなに人が来てくれた!」と勘違いするほど長い列に・・・(ごめん書道部のMちゃん)
その後も語り継がれたり継がれなかったりする、思い出深いお化け屋敷になりました。
ひなな
女性/34歳/埼玉県/会社員
2024-11-19 17:40