ドラクエ案件 闘病とドラクエ あの時、自分のそばには...
本部、秘書、リスナー社員の皆様、スポンサー各社様
お疲れ様です
自分のドラクエとの思い出は、病室で看護士さんにバレないように深夜遅くまでゲームしていたことです
あれは今から20数年くらい前のことです
自分は当時、癌を患い都内の大学病院に入院していました
会社は休職し、闘病期間は1年半にも、4回の手術、9回の化学療法を耐え抜き、今は元気にスカロケを聞きながら仕事している毎日です
闘病中は化学療法の影響で免疫が低下し無菌状態の病室からは外に出ることは叶いませんでした
そんな状態の自分を見かねてか、看護師さんが「私のドラクエ貸してあげる、私もうクリアしたいから」っとドラクエ(シリーズまで覚えてません、たしかPS2のものです)を貸してくれました
時間だけはあったので、その日から状態が良い日にはドラクエに夢中になり
化学療法で体調が悪い時は1週間くらいドラクエが手に付かない時もありましたが、体調が戻るとまたドラクエ
夜の看護師さん巡回(だいたい1時間に1回)のタイミングを把握して、そろそろ巡回来ると感じたらテレビだけ電源を切り、巡回が終わるとまたドラクエと深夜まで病室で冒険の旅を楽しみました
そして、退院の日が近づいてきたのですが、まだクリア出来ず
退院する時に「もう少し貸しておいてください」と看護師さんに挨拶して退院
ただ問題は、そのドラクエを看護師さんに返してそびれてしまっていること
通院で病室へは行くのですが、病室の看護師さんとは会うことがなく
しばらくして、検査入院で入院した時に「これで返せるぞ!」っと思ったのですが、「もう移動して、今は居ない」と教えてもらいました
あの看護師さんのドラクエがあったから、自分の闘病生活は冒険に変わり
病気という魔王を倒せたのだと今でも信じています
看護師さん、ありがとう! そしてごめんなさい...
えびカツ
男性/51歳/千葉県/会社員
2024-12-16 18:04