極寒業務!案件
お疲れ様です。
私の極寒業務!この作業、凍えましたは
-12℃の雪道で通行止めによる4日間の待機です。
今を遡ること11年程前、私は毎日長野県へ配送をしていました。
八王子で荷物を積み、中央道を使って高速道路での運行です。しかし大雪が降った2月のある日は、小淵沢インターから先が通行止めとなったため、高速道路を降り国道20号線で松本市に向かいました。降り積もる雪…雪…雪。除雪作業が追い付かず大型トラック同士のすれ違いが出来なくなるほど、路肩に積もった雪が道路を覆い、しまいには車一台分の道路幅となってしまい、通行止めとなりました。
ここは諏訪湖のある諏訪市の隣の茅野市。近くに富士見パノラマスキー場がある、標高800mを越える場所。夜はマイナス10℃以下になります。
エンジンをかけておけば運転席内は暖房が効くのですが、通行止めの解除がいつになるか判りませんし、ガソリンスタンドもどこにあるか解りません。燃料の消費を最小限に抑える為にも、長時間のアイドリングは難しいです。
仮眠用に毛布を運転席に備えていたため、毛布にくるまって通行止めの解除を待ちました。深夜運転席を暖めようとエンジンをかけ暖房のスイッチを入れると、外気温は-12度。アイドリングを止めたくなかったのですが、燃料が心配で運転席が暖まったところでアイドリングストップ。毛布にくるまって朝を迎えました。
翌朝寒さで目が覚めると、ドリンクホルダーに入れてあったベットポトルの中身の水が凍ってました。毛布がなかったら凍死しても不思議じゃないなと感じた瞬間でした。
通行止めは、翌朝になっても翌々日になっても解除されず、3日間寒さと空腹と戦いながら過ごしました。そして4日目の昼に通行止めが解除され、この場を後にすることが出来ました。
荷主さんには、日々状況報告をしており、通行止めが解除された日には、配送は中止で気をつけて戻ってくるよう指示されました。
この大雪で軽井沢付近の国道18号線も通行止めとなったとニュースで放送していました。ビックリしたのは軽井沢付近には自衛隊の救援がやってきたことです。こちらには救援のきゅの字もなかったんですけどね…。
りゅうじんの父ちゃん
男性/53歳/神奈川県/会社員
2025-01-14 15:49