最高のカレー

カレーの思い出…といって思い出すのは大学の時に友だちと作った本格カレーです。

当時、私たちは同じ学部の仲良し8人グループ。互いのプライベートも大事にしつつ、程よい距離感がなんとも居心地の良い仲間たちでした。

そんな仲間達と恒例となっていたのが、「お誕生日料理会」。メンバーの誕生日が来ると、プレゼントを送る…のではなく、一人暮らしの子の家に集まって、その主役がオーダーした、これまで作った事のない料理を、みんなで作り振舞う、というものです。

その第一回を飾ったメニューが、スパイスから作った本格カレー！

当時はスマホなんてなかったので、とりあえずスーパーのスパイス売り場へ出向き、「スパイスって何が入ってるのー？」から始まり「この色カレーっぽくない？」「この名前、カレーに入ってそうじゃね？」と、まぁとにかく手当たり次第のそれっぽい香辛料を買い込み、確かココナッツミルク入れたような？とか、本格的なら骨付き肉でしょ！などノリだけを頼りに調理をしました。

が…なんとそのカレーの美味しいこと！「私たち天才じゃね？！」と大成功をおさめた事を機に、その後も中華、イタリアン、アジアンなどなど…食べたことのないマイナー料理を誰かしらの誕生日にチャレンジするようになりました。

ワンルームの小さな台所で、友だち8人、お酒を飲みつつ、つまみ食いしつつ…ワチャワチャ謎の料理を作って、そのまま雑魚寝して…キラキラの女子会とはほど遠い会ですが、私にとっては今でもキラキラした思い出です。

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