本日の案件
皆様お疲れ様です。
僕がなんであんなに欲しかったんだろ〜と思うのは「鉄のフライパン」です。
料理系の動画を見たときに一気に熱が上がりました。
その動画に出ていた人は、使い込んだ鉄のフライパンを愛用していました。
「これで何でもできます。一生ものです。」と語っていました。
その人はきれいに卵を焼く必要があるオムライスや卵焼きですらそのフライパンを使っていました。
鉄のフライパンは焦げ付きやすく、油をたくさん使います。
メンテナンスも普通よりは手間がかかり、錆を防ぐために油を全体に塗って保管します。でもとても頑丈で、慣れてくるとガシガシ使えて長持ちします。
玄人向きな感じですね。
そんなロマン溢れる鉄のフライパンを知ったが最後、そればかり気になるようになり、妻の反対を押し切ってとうとう買ってしまいました。料理はたまにしかやらないのに。
サイズは小さいですが、金額は妻が普段使っているフライパンの3倍ぐらいしました。
使ってみると、目玉焼きにしてもウインナーを焼くにしても、焦げ目とかなんかいい感じになりました。料理後もたわしで洗剤をつけずに洗い、油を薄く塗って保管していました。そして妻に「これは高かったけど一生使えそうだ」とドヤりました。
ある日妻はいつも使っている自分のフライパンで、「このフライパンは焦げ付かないし、軽いし、すぐ汚れも落とせるし、大きいからすごく便利。それにそんなに高くないからもし壊れても買い替えればいいし。そもそもそんなに簡単には壊れないよ。ほぼ毎日使ってもう3年ぐらいたつけど」などと言いながら、僕がお願いしたおつまみを短時間でサクッと作ってくれました。その時ハッと我に返りました。
それ以来だんだん熱が冷め、鉄のフライパンは食器棚の飾りになりました。最終的には妻に「これしまっていい?」と言われ、素直にうなずき、それっきりになってしまいました。
ミンガム
男性/47歳/東京都/自営・自由業
2025-02-12 10:33