私の東京物語
本部長、秘書、リスナー社員の皆様、お疲れ様です。
私は大学を卒業後、今から8年ほど前まで東京で暮らし都心に勤めていました。
当時の職場では中堅クラスになり、仕事もノッているところでしたが、30歳を迎えるにあたり、今後のキャリアを考えていくフェーズにさしかかっていました。
そんな中、実家での事業を拡大するため、仕事を辞めるよう母から1年近く口説かれていて、年齢も考え、受け入れる決断をしました。
兄弟の誰かが継ぐことになるのかなーとぼんやりとは考えてはいましたが、唯一独身の私に声がかかり、正直「いまかぁ〜…」と辛い気持ちでいっぱいでした。
ある日、当時のオフィスで上司との定期面談をすることになり、今後の期待などを伝えてくださったのですが、その場で退職の意向を打ち明けねばらなず、急に涙が溢れてきてしまいました。
さみしくて、申し訳なくて、ぐちゃぐちゃに泣いたと思います。
すると、上司が「あ、すみません。泣いてるところ申し訳ないんですけど…私の方が先に辞めることになります」
まさかの告白に、一気に涙が引っ込みました。
かなり北欧の血が濃いめなハーフおじさんだけど、英語が苦手で、お茶目で皆から愛されていた上司。
入社してからたくさんお世話になり、色々なことを学ばせていただきました。
元気にしてるかなぁ。
福島に来ていなかったら、今頃自分はどうなっていたのかなーなんて考えることもたまにありますが。色んなものと戦いながら、なんだかんだ楽しくやっています。
じゃみ
男性/38歳/福島県/会社員
2025-03-20 16:48