送別会案件
本部長、秘書、社員の皆様、お疲れ様です。
私が参加した忘れらない送別会は、誰も知らない人が1人だけ参加していた送別会です。
お世話になっていた先輩がアメリカ人の旦那様と一緒にアメリカへ移住することになり、その送別会に参加しました。
私はすでにその会社を退職していましたが、長く一緒にお仕事をしていたこともあり、声をかけていただきました。
送別会当日は仕事だったため、途中から参加しました。
到着すると3分の1くらいは知らない人で、私が退職した後に入社してきた人たちなんだろうなと思いました。
かつての同僚たちやお別れする先輩と懐かしい話で盛り上がり、とても楽しい時間でした。
ふと先輩の旦那様の方を見ると1人の男性ととても楽しそうにお酒を飲んでいました。
近くにいた後輩に
「あの人、いつ入社した人?」
と聞いたら、何故か空気が凍りつきました。
すると、後輩が
「私たちも誰も知らないから、たるみんさんが来たら誰か聞こうと思っていたのですが…」
と気まずそうに言われました。
先輩は旦那様の知り合いなんだと思っていたらしく、先輩自身は知らない人でした。
お酒が入り、すっかり出来上がっていた元同期にも聞いてみましたが「知らない。誰?」という回答が。
この日は幹事が急病で来なかったため、かなりグダグダに送別会がスタートしたそうです。
つまり、出欠確認をしていなかったのです。
私は次の日の仕事があるので、先に帰らせてもらったのですが、その後のことを後輩に聞いてみた所、お開きが近づいた頃に誰も知らないその人はいなくなっていたそうです。
ちなみに先輩の旦那様はその人のことは酔っていて覚えていなかったそうです。
未だにあの男性は誰だったのか謎のままになっています。
なんとも不思議な送別会でした。
たるみん
女性/43歳/埼玉県/会社員
2025-03-24 14:12