レス、ありがとうございますw
いや、あれほどに
エモいマジレスがつくとは思ってなくて(笑)
心の師・押井監督が昔、若いクリエイターとの質疑で「物語とは何ですか?」と言う質問に「最初と最後で登場人物の『人が変ってること』それが物語」
その点でいくと、ガンダムではわずか7ヶ月あまりの間に主人公アムロの成長が著しい。
不安をぶつけるか、イジケるしか出来なかった少年が、最後はリーダーシップを取りながら、言葉で仲間に安心感を与える青年へと変わった。
そのきっかけは敵将『ランバ・ラル』で間違いない。
「お前の実力じゃないマシンの性能だ」とド正論を言われて「僕はあの人に勝ちたい!」と初めて能動的になる場面がある。
私もガンダムの中ではランバ・ラルが一番好き。
父のジンバ・ラルが政争に負け、主流派の陰謀を知っていたために、その息子という出自だけで過酷な最前線に送られ抹殺されそうな男。
いつ戦死するかわからぬ身として、妻とは入籍せず。
それでも優れた指揮能力で、部下からの信頼あつく、妻や部下に良い生活をさせたいと過酷な任務にも耐えるプロの軍人。
カッコいいに決まってるよね(笑)
ラルだけでなく、彼の小隊全体が人間臭い。
ガンダムの中で一番好きなシーンは、ガンダムたちに戦力を削がれ、補給は上層部の嫌がらせで届かず、それでも『敵艦を奪取せよ』との無茶な命令に、ランバ・ラルは肉弾での直接攻撃を仕掛ける。
艦に取り付いたラルの副官クランプ中尉が窓越しに避難民の子供がいることに驚いて、侵入口を開けるための爆薬を仕掛けながら「下がっていろ!ケガをするぞ!下がれと言っている!」と叫ぶところ。
ゲリラ戦をしかけながら「ケガをするぞ!」とは矛盾しているし、真空圧にも耐える宇宙戦艦の防弾ガラスで声が届くわけがない。それでも子供を目の前に叫ばずにはいられないところにクランプの人の良さが出ている。
まさにドラマ。
こういうとこに、しびれちゃう(・∀・)
コーギーモモ
男性/58歳/神奈川県/飲食業
2025-04-29 23:32